トピックスTopics

お知らせ

2026.05.10

昭和レトロが止まらない!甲府の隠れ家「柳小路飲食店街」

甲府市中心部の路地裏に、まるで時計の針が止まったかのような場所があるのをご存知でしょうか。中央4丁目にある「柳小路(やなぎこうじ)飲食店街」です。細いL字型の路地に小さなお店がひしめき合うこの場所には、実は長い歴史と不思議な魅力が詰まっています。

一歩入ればそこは「昭和の世界」

「澤田屋 本店」の脇道を入ると、そこにはノスタルジックな光景が広がります。どこを切り取っても絵になる「昭和レトロ」な雰囲気は、歩いているだけでワクワクさせてくれます。

武田の時代から現代へ。名前に刻まれた「移転」の歴史

「柳小路」という名前のルーツは、驚くほど古くまで遡ります。もともとは武田氏の拠点だった「古府中(現在の武田神社周辺)」にあった地名でした。

江戸時代、甲府城の築城に伴う城下町整備により、古い町名が新しい町へと移されました。こうして、かつての「柳小路(元柳町)」の名が現在の場所へと引き継がれたのです。かつては宿場町「柳町」として、本陣も置かれるほど格式高く、甲府で最大の人口を誇る賑やかなエリアでした。

昭和初期の大火を乗り越え、現在はノスタルジックな飲食店街として親しまれているこの路地。その名には、武田の時代から400年以上続く、甲府の街の記憶が今も静かに息づいています。

入り口で見守る「火伏せの神様」

路地の入り口近くをよく見ると、小さな石のお社(石祠)があります。かつてこの場所には、百貨店の先駆けといわれた「博品館」や遊技場がありましたが、昭和のはじめに大火事で焼失してしまいました。その後、「二度と火事が起きないように」との願いを込めて祀られたのがこの神様です。今も飲食店街をそっと見守り続けています。

古い建物を活かした「新しいお店」が!

現在の柳小路は、ただ懐かしいだけではありません。歴史ある建物の雰囲気を活かして、オシャレなカフェや飲食店、さらにはゲストハウスなどもオープンしています。昔ながらの建物と、新しい感性のお店が並んでいるのが、今の柳小路の面白いところです。

昭和を感じながら、のんびり路地裏探検

昭和と現代が混ざり合い、独特の時間が流れる柳小路。
レトロな建物を眺めながら散歩するもよし、小さなお店の扉を開けてみるもよし。一歩入れば、そこは昭和。甲府の記憶が息づくノスタルジックな路地裏へ、タイムトラベルに出かけましょう。

参考資料:
マチコレ!表紙のスケッチ 2017年12月号「柳小路飲食店街」
Matto Cileci ~マットシレシ~「旧町名を復活させたい ~柳町(1)~」

ページTOPへ